Webディレクション時のヒアリングシート
長らく同じフォーマットのヒアリングシートをつかっていたのですが、制作の事情も変わって来たのでヒアリングシートを刷新してみました。
クライアントと一緒に記入するヒアリングシートを目指す
僕は結構デジタル主義で紙にメモを取る習慣がありませんでした。メモはリマインダーやらテキストエディタを使っていました。ところが最近CANSAY NUboard A4判
という持ち歩けるホワイトボードの存在を知り手書きもいいもんだなぁ〜と感じ、ノートをとる癖がついてきました。ノートに記入するって行為は思ったより記憶に残り、結果リマインダーやメモ帳をつかうより作業効率がよくなった気がします。
じゃぁヒアリングシートもお客さんと一緒に記入していけばお客さんの記憶にも残りやすくなって円滑に制作が進められるのでは?という発想で一緒に記入できるヒアリングシートを考えます。
項目だけ洗いだして後はお互い手書きで!ってなると、お客さんに記入していただくためにトークのテクニックが必要になると推測されるので、チェック項目を増やし記入の手間を省いたヒアリングシートを作成しました。案件が長期化した時にありがちな「言った言わない」のトラブルも避けれる良い方法なのでは?と思っています。
ヒアリングシートのカテゴリ
- サイト名
- 御社でご提供いただけるデータ
- 御社にご提供いただきたいデータ
- ホームページに期待する効果・制作する目的など
- デザインについて
- サーバーやホームページの仕様について
- キーワード候補
こんなところでしょうか?
サイト名
サイト名はページのタイトルにもなるのでSEOにも重要な項目です。たとえば「デザイン制作所」って屋号だったとしても「大阪でデザイン制作のことならデザイン制作所」ってサイト名にしていただくとSEO効果も上がりますし、エンドユーザーにも分りやすいサイトタイトルになります。ですが屋号にサブキャッチ的な文言を追加いたしますので、よかれと思い勝手にやっちゃうと修正が入るポイントになると思われますので、キーワード候補と共に最初にきっちりと説明して固めます。
御社でご提供いただけるデータ&御社にご提供いただきたいデータ
- 写真
- 原稿
- ロゴデータ
- パンフレット
- パンフレットやロゴの制作データ
ホームページに期待する効果・制作する目的など
- とりあえず無いと困る
- サービス・製品をアピールしたい
- 技術や想いをアピールしたい
- カタログ代わりに使いたい
- 新規顧客を獲得したい
- 物販をで行いたい
- イメージアップをはかりたい
- 顧客サポートやアフタケアをするため
デザインについて
サイトの雰囲気や色を指定していただきます。色の効果の説明や色サンプルを用意しているとより具体的にチョイスしていただけると思います。
サーバーやホームページの仕様について
クライアントが一番分りにくいポイントだと思いますので、より明示的にしておきます。もちろん説明ありきになりますので濁さずきちんと説明します。
キーワード候補
キーワード候補は事前に調べれる場合は入力していきます。関連するキーワードをお客様に選択していただく事によりどの様なコンテンツが必要になってくるか見えてきます。
実際に使ってみた感想
本日新規案件の打ち合わせがありましたので、早速新しく作ったヒアリングシートを元にヒアリングしてきました。今日のお客様はSEOに興味を持っておられたのでサイトタイトルとキーワード候補の箇所が刺さっていたみたいで丁寧にメモを取っていただけました。チェック方式にしたのも正解で一緒に項目ごとにきちんと決めていく事ができましたのでまずまず正解だったのかなぁ〜と思います。現場でもう少し使ってみてマッシュアップを重ねたものをそのうち紹介できればと思います。
- 2014年01月23日木曜日
- :Naruhiko Wakai
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